5-4.YouTube動画にBGMと効果音を入れるのは難しい?手順を実演付きで解説

執筆者 | DavinchResolveでYoutube動画制作

今回は、YouTube動画を制作する際のBGMと効果音を入れる方法についてお話しします。YouTube動画を見ていると、人が話す以外にも音楽や効果音の入っている動画をしばしば見かけます。このようにBGMや効果音を入れることによって、動画の展開にメリハリが出て、最後まで視聴しようと思わることができます。

一方でYouTube動画の中には、動画の制作者などが淡々と話しているだけのコンテンツも見られます。しかしこれだと単調な動画になってしまって、見ている方からすれば退屈です。せっかく動画を見てもらっても、途中で離脱しかねません。

ナレーターなど話し手がプロだったり、誰でもわかるような簡単な内容の動画だったりすれば、音なしでもいいかもしれません。しかしそれ以外の方がYouTube動画を制作する際には、BGMや効果音を入れるのがおすすめです。ほかの講義同様、Davinci Resolveという編集ソフトを実際に使いながらYouTube動画にBGMや効果音を入れる方法について解説します。

YouTube動画に効果音を入れる手順について解説

YouTube動画にBGMや効果音を入れる必要性についてわかったところで、実際に皆さんの制作した動画にBGMや効果音を入れる流れについて見ていきます。まずは効果音を入れる手順について、実演しながら解説していきます。大まかな流れを簡潔に説明すると以下の通りです。

  1. 動画に入れる効果音を探す
  2. Davinci Resolveに取り込む
  3. 動画に音を入れてみる

それでは、それぞれ具体的にどのような作業をすればいいのでしょうか?実演付きで解説しますので、皆さんも一緒に手を動かしてみましょう。

動画に入れる効果音を探す

まずは以下の画像を見てください。

これは画像左上の「メディアプール」をクリックしたときの画像です。左端にメディアプールのメニューがいろいろと表示されています。その中でも一番下に「効果音」というメニューがあるでしょう。上の画像では効果音には何も入っていません。まずは自分のYouTube動画に使えそうなBGMや効果音の素材を集めるところから始めましょう。

効果音を探す際には、インターネットで「無料効果音」や「効果音 商用利用」といったキーワードで検索してみましょう。現在ではいろいろなサイトで効果音を提供しています。有料のサイトでお金を出して効果音を手に入れてもかまいませんが、無料で提供しているサイトも少なくありません。気軽にYouTube動画制作したければ、まずは無料のものを試してみましょう。

一例として、効果音ラボというサイトにアクセスしてみましょう。実際に効果音ラボにアクセスすると、以下のようなトップページが表示されるはずです。

一番上のところに「フリー商用利用、無料、クレジット表記、リンク不要の効果音」と表示されていますね。フリーで効果音などの演出に使える素材が手に入るので、非常にありがたいサイトです。今回はこの中から、使えそうな効果音素材を探していきたいと思います。

今回は上にある「ボタン・システム音」タブの中から、素材を探してみましょう。ボタン・システム音には、YouTuberさんがよく使っている素材が多く含まれています。

ボタン・システム音をクリックしたのが、上の画像です。実際にどのような音がするのか、「決定ボタンを押す」や「カーソル移動」といったところをクリックしてみましょう。するとどのような音なのか、確認できます。「ピーン」とか「ピコ」といった音が聞こえてくるはずです。

今回は「決定ボタンを押す3」を取り入れてみたいと思います。やり方は簡単で、右側にある「DL」というところをクリックしてください。これだけで、後はコンピューターが自動的にダウンロードしてくれます。

Davinci Resolveに取り込む

ダウンロードした素材を、今度はDavinci Resolveに取り込みましょう。「メディアプール」から左端のメニューの一つ「効果音」のところで右クリックしましょう。

上の画像のようにいろいろなメニューが出てくるので、「メディアの読み込み」を選択してください。すると読み込むファイル一覧が表示されたダイアログが立ち上がります。

今回はDownloadsのところに取り込んであるので、上の画像のように「決定ボタンを押す3」をクリックして、右下の「開く」を押しましょう。

上の画像の左上のところを見てください。「決定ボタンを押す3」素材が取り込まれていますね。ちなみにDavinci Resolveではフォルダのことを「ビン」と呼びます。すなわち「決定ボタンを押す3」素材が、「効果音ビン」に取り込まれたわけです。この「ビン」というワードは、この講座でもしばしば使用されるので、覚えておきましょう。

動画に音を入れてみる

Davinci Resolveに音素材を取り込んだら、後は実際に動画に効果音を入れるプロセスに移行できます。以下のスクショをご覧ください。

Davinci Resolveにおける編集作業は、画像下部のタイムラインというところで行います。「ビデオ〇」とか「オーディオ1」と表示されている箇所ですね。

今回はビデオ部分は使用しません。オーディオ部分での編集作業なのですが、一番下にあるのでちょっと見づらいかもしれません。その場合にはビデオとオーディオの境界部分にカーソルを合わせましょう。すると上の画像のように上下矢印のアイコンが表示されます。この状態で上にマウスを動かすと、オーディオ部分のスペースが拡大します。

オーディオ部分を拡大したのが、上のスクショです。だいぶ見やすくなりましたね。BGMや効果音を入れる際には、このようにして作業するとはかどるでしょう。

では実際に効果音を入れてみましょう。前に行ったテキストを入れる方法で、「キーワードを入れる」の入れ方について紹介したと思います。上の画像のカーソルの示している部分ですが、ここに効果音を実際に入れてみます。

上の画像では、音声のブロックがちょっと見えにくいかもしれません。その場合にはまずカーソルを「オーディオ1」の下端部分に持っていき、マウスを下に動かしましょう。また画像の右上のところに「+」と「-」があって、間に点がある個所がおわかりですか?この点にカーソルを合わせて、プラスの方に向かってカーソルを動かすと、ブロックが横に広がります。

縦と横、両方に広げたものが上の画像です。だいぶ見やすくなりましたね。オーディオのところにある波形は、声の収録されている箇所を意味します。上の画像の赤い線の部分、波形が途切れたような感じになっています。ここで音が途切れているわけです。このタイミングで効果音を入れるのがちょうどいいタイミングといえます。

効果音を入れる方法は簡単です。以下のスクショをご覧ください。

このように「決定ボタンを押す3」素材をクリックして、オーディオ1の下部にドラッグしてくるだけです。ドラッグすると、以下のような感じになるはずです。

「A2」というところに「決定ボタンを押す3」が入ったのがわかりますね。これで効果音が動画の中に取り込まれたわけです。効果音がどのように入ったか、再生して確認しましょう。

もしかすると効果音の入るのが少し早かったり、遅かったり感じるかもしれません。その場合には上の画像のように効果音のところにカーソルを合わせ、クリックします。するとこのように赤くブロックが囲われるので、この状態でマウスを左右に動かしましょう。すると効果音素材が左右に動くので、以前よりも効果音の入るタイミングを早めたり、遅くしたりできます。

微妙にずれているので、マウスで合わせるのが難しく感じる場合もあるでしょう。その時には効果音の入れたいところにまず赤い線を合わせましょう。マウスでうまくいかなければ、キーボードの矢印キーを使うのがおすすめです。コマ送りのように微調整できるので、ちょうど良いところに合わせやすくなります。赤い線を正しいところに移動できたら、素材を赤い線に合わせるとタイミングよく効果音が入るはずです。

今回テキストを入れる際に3つのポイントがあって、それぞれ順番にテキストが表示されるように編集していたのを覚えていますか?効果音を入れるのでしたら、3つのポイントがテキストで表示されるタイミングで効果音をそれぞれ入れたいですよね。

その場合には、先ほど行ったのと同じ要領で効果音を入れていきましょう。「2つ目は…」「3つ目は…」と言っているタイミングを再生して、見つけましょう。その部分に合わせて、先ほど同様「決定ボタンを押す3」を選択してドラッグしてくるだけです。そしてできあがったのが、以下のスクショです。

A2のところに「決定ボタンを押す3」が3つ表示されていますね。これで3つのステップごとに効果音が入ったわけです。実際に再生してみましょう。

ちょうどいいタイミングで効果音が入っています。しかし中には短時間で3つ同じ効果音を入れると、うるさく感じるかもしれません。その場合には別の効果音を入れることで、メリハリをつけるのもいいでしょう。

YouTube動画にBGMを入れる

続いて、YouTube動画にBGMを入れる方法について、お話しします。BGMに関しては、どのYouTube動画にも必ず入れなければならないとは思っていません。

私の場合、ノウハウ系の動画を主に作成しています。ここにBGMを入れてしまうと、BGMの音が気になってしまって、肝心の解説が耳に入らなくなる恐れがあるからです。また最近では、2倍速で動画を視聴する方も多いようです。2倍速で聴くとBGMの音がシャカシャカした感じになり、これも内容が入ってきにくくなるでしょう。

私がYouTube動画を制作する際にはこのような理由で、あまり入れることはありません。耳障りになるかもしれないと思ったら、BGMをあえて入れないもの選択肢の一つだと思います。しかしBGMを自分のYouTube動画に入れてみたいと思っている人のために、BGMの入れ方についてもこれからお話ししたいと思います。

YouTube動画にBGMを入れる手順を大まかに紹介すると以下の通りです。

  1. BGMを入れるトラックを新規作成する
  2. YouTube動画に入れるBGM素材を準備する
  3. YouTube動画にBGMを入れる
  4. 長さの調整を行う

それぞれ、具体的にどのように作業を進めればいいのか、ステップごとに紹介しましょう。

BGMを入れるトラックを新規作成する

先ほど効果音を入れた動画で、BGMを入れていきます。すでに効果音を入れるためにオーディオ2を使っています。オーディオ2にBGMを入れるとかぶってしまうので、BGMを入れるためのトラックを新規作成しましょう。

上のスクショのようにオーディオのところにカーソルを合わせ、右クリックしてください。するとメニューの中に「トラックを追加」というものがあるので、こちらをクリックしましょう。すると新規で「オーディオ3」が表示されるはずです。

上の画像をご覧ください、先ほど紹介したように「トラックを追加」を選択するのですが、カーソルを動かすとこのようにいくつかのメニューが表示されます。その中に「Mono」と「Stereo」というメニューが表示されていますね。

どちらを選択すべきかですが、別に決まりはないので好きな方を選んでもらって構いません。しかし今回はStereoを選択したいと思います。

YouTube動画に入れるBGM素材を準備する

後は動画に入れるBGM素材を探しましょう。インターネットで検索にかけてみると、いろいろなサイトで楽曲の提供をしてくれています。このようなところから適当な曲を選んで、ダウンロードするのもいいでしょう。また有料のBGMを用意して、動画に使用してもかまいません。

YouTube動画にBGMを入れる

BGM素材が用意できたところで、実際にYouTube動画に入れていきましょう。今回はBGM素材をすでにいくつかDavinci Resolveに取り込んでいるので、その中から一つ使用したいと思います。

BGMを入れる方法も、基本的には効果音素材を入れるのと同様です。上の画像のように動画に入れたいBGMを選択して、オーディオ部分にドラッグするだけです。

長さの調整を行う

BGMを入れる場合に注意してほしいのは、BGMと実際の映像の長さが一致しない場合もある点です。以下のスクショをご覧ください。

オーディオ1の映像よりも、オーディオ3のBGMの方が短く、途中で切れてしまっています。このままだと、動画の流れている最中にBGMが止まってしまうことになります。それまで流れていたBGMが途中で聞こえなくなるのは、視聴者からすれば違和感があるでしょう。そこでもし映像とBGMの長さが合わなければ、工夫が必要です。

その場合におすすめなのが、BGMの終わったところでもう1回BGMを入れる方法です。以下のスクショをご覧ください。

先ほどと同じBGM素材を再度ドラッグしてきて、BGMの切れるところに持ってきました。しっかり2つがくっつくようにマウスを左右に動かして調整してください。

BGMを入れるにあたって注意してほしいのは、ほかの音声との兼ね合いです。例えば今回の動画で、効果音を入れました。効果音とBGMが被ると聞こえにくくなる可能性もあるので、タイムラインを見つつ、どこに音源を入れるべきか検討しましょう。

またもしBGMをYouTube動画の中に入れようと思っているのであれば、ほかの動画編集作業が終わった後で行うのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

今回はYouTube動画にBGMや効果音を入れる方法についてお話ししました。

YouTubeをはじめ、動画コンテンツで効果音やBGMを入れることによってメリハリが出ますし、効果的に視聴者で伝えたいメッセージを伝えられます。BGMや効果音を入れる方法は、それほど難しくありません。今回紹介したDavinci Resolveを使用すれば、素材をタイムラインにドラッグするだけで簡単に入れられます。

ただし音を出すタイミングが微妙にずれてしまうかもしれません。その場合には、効果音素材をクリックしてマウスを左右に動かすことで調整してください。微調整が必要な場合、コマ送りで細かく動かせる矢印キーを使って調整するのもおすすめです。

BGMに関しては、必ずしも入れなければならないわけではありません。ノウハウ系など動画の内容によっては、BGMを入れることで逆に邪魔になる場合もあります。解説をしっかり視聴者に伝えたければ、BGMをあえて入れないのも選択肢の一つです。