5-2 【ポッドキャスト】音声配信を継続するコツ:毎日10分の配信を継続する方法

執筆者 | ポッドキャスト

準備に時間をかけずに、毎日10分の配信を続ける・・・いざやろうとすると、収録前の迷いと完璧主義が邪魔をして、気づけば配信そのものが止まってしまう。そんな経験はありませんか?私も最初は同じでしたが、今は“ほぼ1分の準備”だけで収録を始め、迷わず毎日発信しています。

この記事では、私が実際に続けているやり方をそのままお伝えします。ポイントは、配信に時間をかけない工夫を徹底し、日々のルーティンに組み込み、内容設計で収録効率を上げること。あなたの配信が“時間をかけずに毎日続く”モードへ切り替わるよう、具体的にご案内します。

準備に時間をかけずに毎日配信するテクニック

このレッスンでは、準備に時間をかけずに毎日配信するテクニックについて詳しく解説をしていきます。主に3つのポイントがあります。

  1. 配信に時間をかけないコツ
  2. 毎日のルーティンに取り入れやすくする
  3. 内容を決めることで収録効率をUPする

実際にこれは、私がどういうふうにやっているのかのノウハウをお伝えしていきますね。次の章から、ひとつずつ詳しく解説していきます。

1.配信に時間をかけないコツ

まずは「配信に時間をかけないコツ」です。私が毎日配信を続けられている最大の理由は準備に時間をかけないことになります。毎日10分の配信ですが、収録前にやるのはマイクをオンにして「1行のタイトル」を書くことだけ。ここまでにかかる時間はほぼ1分。つまり、準備にほとんど時間を使っていません。

その1行から、私は10分話します。たとえば昨日は「心をつかむ自己紹介の新常識」というタイトルを書き、そのまま本題に入っていきました。なぜ、このタイトルになったかというと、日常の中でこれが必要だなと思ったので、この話をしようと決めたんです。この1行さえできてしまえば、あとはスタートボタンを押すだけで、ペラペラと10分話すことができているんですね。なにもこれは、私が特殊能力があるわけではありません。

最初は私もタジタジのライブ配信からのスタートしました。別に司会とかすごくやっていたとか、コメンテーターをやっていたとか、そういった経験もゼロ。本当に専業主婦からのチャレンジでしたので、本当に特殊能力があるわけではないんです。それでも毎日やっていくうちに“1行から話せる身体”になっていきました。

ただ、私も最初から1行だけでできたわけではありません。初めのうちは、タイトルの下に3つの箇条書きを添えていました。たとえば、今回の「心をつかむ自己紹介の新常識」を話そうと思った場合、これを3つに噛み砕くと”どんなポイントがあるかな”と考えるいうことです。

まずは「なぜそれが大事なのか」っていうことをお話しして、それを「どういうふうに使っていく」のか、そして「なぜそれが“新常識”と言えるのか」など、言いたいことを3つに噛み砕いておくイメージです。これを上から順番に話していくだけ。もし、まだ10分スラスラ話すことが不安なら、1トピック2分を目安に話していけば、合計でだいたい10分になります。

最初はできないかもしれませんが、何回かやっていただくと、だんだん10分でできるようになっていきます。実際に私はこの方法で迷いが消え、スラスラと話すことでできるようになりました。今までに指導してきた50人の方々も、同じやり方で3週間ほどでスラスラ話せるようになっています。だから、あなたも毎日続けることさえ決めてしまえば、必ず“スラスラと話せる側”に移行できると私は信じております。

とはいえ「なかなかスラスラと喋るのが難しい」という方は、シナリオを用意するのもいいかもしれませんね。たしかにシナリオ作成の時間が増えたり、読み上げ感が出てラジオの“自由さ”が弱まるデメリットはあるかもしれません。それでも、話せないで止まっているよりは100倍増しです。どうしても難しいという方は、シナリオを使っていただくのも良いかもしれません。まずは動くことが大事ですからね。

このシナリオなんですけれども、先ほどの3つの箇条書きを用意して話していただくことも必要になってきます。結果的にそういった3つの箇条書きを作らなければいけないとか、それに対してどういうことを話していくのか、を事前に考えなければなりません。ですが、シナリオを用意さえしてしまえば、10分話すことは結構楽なのかなと思います。

さらに、最近ではChatGPTなどのAIにざっくりシナリオを作ってもらうのも良いかもしれませんね。それをそのまま読み上げるのではなく“軸”として手元に置くのも有効です。特に最初の話慣れていない時は、途中で配信が止まってしまうとドキドキしてしまったり、途中で止めたら取り直しが必要になってしまうと心配に思うぐらいでしたら、カンペのように要点を確認しながら進める。そうすることで、話すのに慣れていただくのもいいんじゃないかなと思います。

そして最後にこれが超重要。「撮り直しはしない」と決めてください。これ多くの方が間違えちゃうポイントなんですけれども、完璧を目指して少し噛んだだけで停止ボタンを押し、せっかく収録したものを無しにしてしまう人が多いんですよね。多くの方がここで挫折します。

ポッドキャストはラジオ番組です。ライブ感があってもいいと思うんですよね。多少の「えっと」や間、環境音もライブ感として許容していいですし、もし、万が一ちょっと止まったとしても「うんと・・・」とつないで、まずは10分をやりきる。毎日1本を世に出すことのほうが、完璧な1本より何倍も価値があります。

これを毎日続けていくことが大事なので、撮り直しを1回でもしてしまうと、1時間かかっても完成しないということになってしまうんですね。これ本当に、最初の練習のところでつまずいてしまう方の多くが”撮り直し”をしているというところがあるかと思います。撮り直しして1日終わっちゃったってなってしまうと、世間からすると一個もコンテンツを出していない人って見られてしまいます。

ですが、ボタンを押したら”必ず10分収録する”と決めていただくと、どんどん上達もしていきますし、もう今日はこれで出しちゃうと割り切っていただくことで、コンテンツも増えますし、自信にもなります。むしろ無限に時間がある方は、何回でも撮り直ししてもいいかもしれませんが、私たち一人企業家はやることが山ほどあります。

配信だけに時間をかけられないし、ここで素晴らしく完璧な配信を出したからといって、いきなりチャンネルが成長するわけでもありません。そう考えたら、最初のリスナーさんが少ない時期は“失敗OKの期間”と割り切って、10分のポッドキャストをどんどん毎日出す。ボタンを押したら10分必ず録る。このルールで、習慣付けていただくと、どんどん上達もしていきますし、配信に時間をかけずにポッドキャストを量産することができるようになりますので、ぜひやってみていただければと思います。

2.毎日のルーティンに取り入れやすくする

次に「毎日のルーティンに取り入れやすくする」ということも、とても大切です。まずは、自分自身が配信するんだと宣言してしまう。毎日配信するんだとか、1週間に1回配信するんだとか、決めることが本当に大切になります。配信を習慣にするうえで、いちばん大事なのは「決める」ことです。これは、ビジネスでもマインドでも同じことです。

たとえば、私の場合は「17時に出す」と決めています。すると、だいたい15時くらいになると「今日まだ収録していないな」とスイッチが入り、収録を始めます。16時に録り終わったら、そのまま17時に出すようにしています。もし子どものお迎えなどで17時を過ぎてしまったときは、帰宅後に家族へ「収録だけやらせて」とひと声かけて、夕方に収録して配信時間を守るようにしています。とにかく出すと決めて「1回は必ず世に出す」ここが本当に大切です。

そして、負担にならないテーマ選びもとても大切かなと思います。これは、自分が話しやすいことが大前提で、専門性に沿って“内側から”語れることにしてください。難しいことを話そうとしたり「もっとお役にたとう」と気負って調べ物まで始めてしまうと、完璧を求める気持ちが強くなり、負担になって配信が続きません。日々の出来事や、いま必要だと思うトピックを素直に選ぶほうが、圧倒的に続けやすくなります。

さらに、期限を決めておくというのもとても大切です。私の場合は、基本的に1日1回17時に配信なんですが、ずれてしまった場合に限っては、寝かしつけとか終わった後の22時に配信することもあります。一方で、さすがに夜中の2時になってしまったときは「今日は配信をやめる」と、自分ルールを作っておくこともとても大切になります。

無理をして負担になって崩れるより、続けられるペースを優先する。そうやってルーティンに“無理なく組み込んでいく”ことで、毎日の配信が現実的になります。結局、習慣化のカギは「決める→やりきる→出す」を小さく回し続けること。完璧な1本より、決めた時間に1本出すことのほうが、明日の自分を確実に前へ進めてくれます。

3.内容を決めることで収録効率をUPする

そして最後に「内容を決めることで収録効率をUPする」というところがあります。毎日、楽に配信をするカギは、あらかじめ“配信パターン”を決めておくことです。たとえば、習慣づけてしまうのであれば「朝起きたら配信する」「寝る前に配信する」「仕事の最後に配信する」と時間帯を固定してしまうと、配信を自分のルーティンに組み込むことができます。

さらに、前のレッスンでも言いましたが、配信の流れも「冒頭に短いイントロ→本題→コールトゥアクション」という順番で統一します。10分という尺も決めてしまえば「今日はこの型でいく」と身体が覚え、スイッチが入りやすくなるので、配信パターンを決めておくことはとても大切です。

そうすることで、自分の中で「このパターンだよね」って”型”ができます。その型に沿って配信するだけなので迷いが減り、録音ボタンを押すまでの心理的な距離がぐっと短くなって、とても自分が楽になります。

もう1つ、とても気をつけていただきたいルールがあります。それは「1回の配信で伝えることは1つだけ」にすることです。あれもこれも盛り込みたくなると、どうしても話の筋がずれていってしまいます。だから最初に「今日のメッセージはこれ」と決めて、あとはそこに向かって一直線に話す。結果として、内容がギュッと締まり、収録時間も無駄なく収まります。

そして、最後になるんですが、こちらがすごく大事です。それは「編集をしない」と決めること。これは、ラジオ番組の特定を活かしています。ポッドキャストはラジオです。少しくらいの「えっと」や間、生活音の混じりもライブ感として許容できるんですね。オンライン講座を収録する場合は、噛んでいるところとか編集してカットしているんですけれども、私もポッドキャストの場合は、ラジオ番組な感じにしていますので、本当に録りっぱなしで途中カットはしません。

たまに外のバイク音が入ることもありますが、そこで止めずに走り切る。完璧を求めて録り直しを始めると、気づけば1時間経っても終わらない・・・。ここでつまずく方が本当に多いんですね。だったら、ライブ感を大事にして「10分は必ず録る」と決める。多少つまずいても「うんと・・・」とつなぎながら最後までやり切るほうが、はるかに上達が早いですし、毎日コンテンツが積み上がります。よって、編集をしないと決めていただくことで、収録効率がUPするということになります。

結局「型を先に決める→”1配信1メッセージ”に絞る→編集しないで出す」この3つがそろうと、配信は驚くほど楽になります。難しいかもしれませんが、まずは今日の1本をその配信パターンで録ってみてください。やればやるほど迷いが減り「準備に時間をかけずに毎日続く」状態に自然と入っていきますので、ぜひ取り入れてみていただければと思います。