5-4 Canvaで簡単!オンライン講座のサムネイルを作ってみよう

執筆者 | ScreenFlowでオンライン講座作成

今回はサムネイルを作るためのツールについて実践をしていきます。まず最初に私がおすすめするCanvaを使って実践をしていきます。Canvaでできることを解説し、サムネイルを実際に作る様子をご覧いただきます。最後にサムネイルの注意点についてお話します。さっそく一緒にやってみましょう!

Canvaで簡単!オンライン講座のサムネイルを作ってみよう

5-4-1サムネイル作り

この記事ではそれではこのレッスンではサムネイルを作るためのツールについて実践をしていきます。3つのポイントがあります。

  1. Canvaでできること
  2. サムネイルを実際に作る
  3. サムネイルの注意点

それぞれ詳しく解説していきます。

Canvaでできること

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まず最初にCanvaでできることについて解説します。もしかして多くの方がご存知かもしれませんが、まだ知らない方もいるかもしれませんのでお話をしていきます。Canvaというのはブラウザ上で使うことができるデザインツールです。

今私がお話しているこのスライドもCanvaで作っていますし、A4のチラシを作ったり、名刺を作ったり、さらにはサムネイルを作ったり、インスタなどの投稿を作ったりなど、様々なデザインができるツールとして人気です。現在は驚くことに、小学生でも使っているんです。なぜ小学生でも使うことができるのか、それは非常に豊富なテンプレートや素材が揃っているからと言えます。

以前のデザイナーの考え方は、ゼロからデザインを作っていくという考えでした。しかし今はCanvaがあるおかげか、元々あるテンプレートや素材をまず選んできて、それを入れ替えるという方法で、自分のデザインを使っていくということを小学校の授業で教えていました。このようにデザインの考え方なんですけれども、以前とは別の考え方になっています。

著作権にはもちろん気をつけつつ、利用できるもの、効率化できるものはどんどん効率化して、自分のデザインを効率よく作っていくということがおすすめです。その中でCanvaは非常に使いやすいツールですので、一緒に学んでいきましょう。まず最初に、サムネイルを実際に作ってみようということで、一緒に実演をしていきます。

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上の画像で2つ出したものを見てください。左側がUdemy用に作ったもので、右側が自分の自社商品でオンライン講座用に作ったものです。それぞれの要件があります。例えばUdemyはサムネイルに文字を入れてはいけません。ですがこういったツールのロゴは入れてもいいんです。なのでこういったことを気をつけながら作っていくのがポイントです。

また自社商品は自分の責任において商品を販売していくので、どんなサムネイルでも大丈夫です。今回はシンプルなものを選びましたので、一緒に作っていきましょう。

早速Canvaの画面から説明をしていきます。Canvaのことをまだ知らない方はまずGoogleなどで検索をしてみてください。検索していただきますと1番上に出てきました。「Canva:誰でも使えるVisual Suite」というふうに書いてあります。

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サムネイルを実際に作る

Canvaの青いロゴこのマークを確認して、こちらをクリックします。クリックしていただきますトップ画面が表示されます。もし会員登録をしていない方は無料でも会員登録できますので、登録をしておきましょう。登録をしていただきますとデザインを保存していくことができますので非常におすすめです。それでは早速サムネイルを作っていきましょう。

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それではデザインを作成していきましょう。デザインを作成するためには二つの方法があります。1つ目はこちらのデザインを作成というところを押していただいて、まずこちらからサイズを指定していただきます。サムネイルの大きさなんですけれども一般的に16:9で作っておくのが間違いないです。

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もしくは、こちらにYouTubeサムネイルがありますので、そちらでもいいです。

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もう1つの方法を説明します。右端の「もっと見る」というところを押してください。そうしますと「新しいことにチャレンジ」というところに、制作物がいろいろ出てきました。

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ここを見ていただくといろいろ作れるんだなというふうなことがおわかりいただけるのではないでしょうか。もう1つの方法を紹介します。こちらの検索窓に「サムネイル」と入力をしてみてください。そしてenterキーを押します。

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そうしますとサムネイルのテンプレートをたくさん見ることができます。

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主にYouTube用な感じがしますが、こちらから好きなデザインを使っていくということも可能です。例えばこの中から1つ選んでみましょう。

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こちらシンプルな感じがしますので、私はこれを選択してみます。選択してみますと大きく見ることができます。そして注意してほしいのが、こちら王冠マークといっしょに「プロ」と書いてあるのは、有料プランの方のみ使うことができます。

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ですので今回は、これではないものを選んでみます。無料で使えるものを探して押してみます。押してみていただくとこのように大きい文字が出てきて、YouTubeサムネイルというふうにこのサイズが出ています。こちらがシンプルで良さそうなので選んでみます。この「テンプレートをカスタマイズ」を押します。

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押していただきましたら、今回はまずはUdemyを想定して、サムネイルを作ってみようと思います。

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Udemyの場合はまず文字は使うことができないので全部消してしまいます。文字の部分をドラッグをして全て選び、「delete」キーを押します。シンプルな画像が出てきました。

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そうしましたら、今度は左のバーのハートや三角などのアイコン「素材」を押して、こちらの背景に入れるような素材を探してみようと思います。素材も検索のところから、例えば今回は、「SNS」というふうに検索をしてみました。そうしましたらSNSっぽい写真がたくさん出てきました。

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そうしましたらこちらの画像を押して見ます。ドラッグしながら、ここに持ってきていただくとピタッとはまる場所があります。

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そうしますとこのように背景ができました。

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そしてUdemyの場合はこのままでもサムネイルとして使うことができてしまいます。なので、自分の写真とか入れなくてこのまま使用することができます。ですが今回は自分の写真を入れる場合を想定してやってみましょう。もしここに自分の写真を入れる場合、この左端のバー「アップロード」というところを押してください。押していただきますと検索窓の下に「ファイルをアップロード」というボタンがあります。

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押していただいて、自分のフォルダーから写真を選んでください。例えば私の場合、ここに入れたい写真がありますので、選んで右下の開くを押します。

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そうしますと画像をアップロードをすることができました。アップロードしましたらこちらの写真をクリックして、既にある画像の上に挿入してください。このように出てきました。

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Canvaの便利な機能をご紹介します。このままこれを使っていただいてもよかったんですけれども、Proプランの方はこちらの画像をくり抜くことができます。例えばこちらの「写真の編集」を押していただいて、背景リムーバを押してみてください。

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そうしていただきますと背景を切り抜くことができました。そうしましたらサイズを大きめにしていただくことによって、画像に自分の写真を入れることができました。

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こんなふうに自分を入れることによって、講座に使えるオリジナルのサムネイルを作ることができました。また、素材をクリックしていただいてその他の画像を入れることができます。例えばインスタグラムを解説した動画をアピールするためにインスタグラムをロゴ入れたいということであれば、「インスタ」というふうに検索をしていただきます。検索結果を見て、気になるものをひとつ選んでみましょう。

5-4-25サムネイル作り

このようにインスタグラムのロゴなどを入れていただくことも可能です。こんな感じで、バランスや、デザインをどこに配置するかはセンスの問題になってきますので、それぞれ考える必要がありますが、このようにして素材を配置することができます。

できましたら「共有」を押していただいて、ダウンロードを押します。こちらPNGという形式で大丈夫ですので、このままダウンロードを押してください。

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このようにするとダウンロードが始まって自分のパソコンにサムネイルを保存することができました。

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これはUdemyのサムネイルを想定して作成をしました。

次は自社商品やYouTube用に、テキストが入ったサムネイルを作る方法を解説していきます。新しく作っても大丈夫ですが、せっかくですのでこのままここにもう1つ作ってみたいと思います。

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こちら1ページというふうになっていますがこちらをコピーして貼り付けをしてください。こちらを選んだ状態で、Ctrl+Cでコピーですね。そしてCtrl+Vで貼り付けをすると、同じ画像が2つに増えました。

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そうしましたら自社商品ですので、背景を変えていきましょう。今度は背景を消したいと思いますので、この関係ないところを押していただいて、deleteキーを押します。5-4-31サムネイル作り

そうしますと背景が白くなりました。

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そしてインスタグラムのアイコンも、今は必要ないので消してみます。そうしましたら左のバーの画像「素材」の検索ウインドウに「背景」と入力して検索をしていただきます。そうしますと様々な背景をこのように見ることができます。写真でもいいんですがグラフィックがおすすめですので、こちらの全てを表示というのを押してください。

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そうしますとこのようにたくさんの背景を見ることができます。今回はほんわかしたピンクを選びます。

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ドラッグして写真の隣に持ってきて、反映されたら手を離します。そうしましたら背景が入りました。

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写真の前に入ってしまったので、右クリックをしていただき、レイヤーを押していただいて「最背面へ移動」を押してください。

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そうしますとピンクの画像が背景になり、先ほど挿入した写真が見やすくなっています。

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1回このピンクの背景を消してみます。

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背景色を変えて、雰囲気の違いを見てみましょう。白いところを押していただくとこの背景自体を変えることができます。その場合は背景色というところを押していただいて、例えばこの黄色を設定してみましょう。

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このように背景が変わりました。色味を微妙に変更することもできます。黄色が使いたいけれど色合いが眩しいなというふうに思った場合は、新しいカラーを追加というところを押していただくと、カラーの微調整をすることができます。

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これも非常に便利です。ですのでちょっと挿入してみたけど、明るすぎて眩しすぎたという場合とかは、このようにここでちょっとした変更をしていただくと、目が眩しくないようにできるかなというふうに思います。

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できましたら関係ないところを押します。次に私がよくやるテクニックなんですが、この素材というところから、図形を見てみてください。「すべて表示」を押します。

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この図形は非常に便利です。赤い正方形を押してみましょう。

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こちらの正方形、自由な形に変えることができます。長方形にしてみました。

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赤だとこれはどぎついので、白にします。

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白にしていただきましたら、例えばこのように横幅いっぱいに引っ張ると帯みたいにできます。

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写真の前にきてしまったので、右クリックして、レイヤーを押しましょう。「背面へ移動」を選択してください。

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押すと自分の写真が前に行きました。

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後ろにこんなふうに図形を使って目立たせることもテクニックとして使いやすいのでおすすめです。

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その他に三角形もよく使います。三角形を選択して、この図形を選んだ状態でカラーを押します。そして白にします。

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大きくして後ろに入れていくと、斜めの線を入れることがでます。

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先ほどの黄色のちょっと薄いバージョンにします。

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こんなふうにしていただいてもデザインを変わった感じにすることができますので、この三角形の活用もおすすめです。

これは余談でしたので、1回消します。今度は文字を入れていこうと思います。

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「テキスト」というところを押してください。そして見出しを追加、小見出しを追加、本文を追加というふうにありますが基本的にどれでもいいんですけれども、今回は本文を追加という1番下を押してみます。

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押していただくと非常に小さいので1回大きくして、こちらに配置をしていきます。

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まずはこの講座のタイトルを入力してみましょう。感動レベルのオンライン講座の作り方というふうに入力してみました。文字の大きさとか、行間が開いてしまったりが気になると思います。この場合はこちらのスペースというところを押していただくと、文字間隔を変えることができます。

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また行間を変えることもできます。

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変えましたら関係ないところを押していただきます。そして文字のフォントもこちらで変更することができます。文字のフォントというのは講座のイメージを伝えるために重要です。

例えばこちら真面目な講座なんですけれども、ちょっと砕けた感じにすると遊び心がある講座なのかなという印象を与えることができます。

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ちょっと和の要素が入ってる明朝体を入れると雰囲気が変わります。上の画像と比較してみてください。

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実際に和の要素は入っていないんですけれども、フォントが伝える印象というのは非常に大きいです。フォントも自分の講座のスタイルに合ったものを選んでいただくことをおすすめします。

下の画像のフォントはすっとして、私の講座にマッチしているような気がします。

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そしてこのサイズを変えたいという方は、こちらのフォントサイズを変更してみてください。

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できましたら同じように共有を押していただいてダウンロードを押します。今回2ページあるので、「すべてのページ」を選んでいただきますと、両方ダウンロードされてます。そうではなく、例えば今回2ページ目だけでいいという場合はチェックを入れていただいて、完了を押します。

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そしてダウンロードを押します。

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押していただきますと、2ページ目だけがダウンロードできました。

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サムネイルを実際に作ってみるということをやってみました。Canvaというソフトは無料からでも使えますので、実際に手を動かして触ってみていただくことをおすすめします。そしてサムネイルがなかなか浮かばないという方は、他の方のサムネイルを見るなどして研究してみていただくとアイディアが浮かぶのではないでしょうか。

サムネイルの注意点

最後にサムネイルを制作する上での注意点があります。自社商品に関してはあまり注意点はありませんが、先ほど前のレッスンでお伝えしたような著作権については十分に注意してください。特に使用してはいけない写真とか、著作物を使用してしまうと大変なことになってしまいますのでご注意ください。

また、講座販売プラットフォームの規約というものがあります。今回の場合はUdemyで説明をしていますが、Udemyでは文字を入れてはいけないという制約があります。ですが、ロゴだったらいいとか、プラットフォームにロゴだったらいいなど、プラットフォームにそれぞれ規約というものがあります。なのでそれらの規約をしっかりチェックしていただくことをおすすめします。規約を守った上でサムネイルを作っていただいて、より目を引くサムネイルを作りましょう。

まとめ

サムネイルを作るためのツールの実践をさせていただきました。Canvaで簡単にオンライン講座のサムネイルを作れるので、ぜひやってみてください。ちょっとハードルが高いかもしれませんが、無料で簡単にサムネイルが作成できますのでまずは登録して色々試してみましょう。