今回はオンライン講座を作成するときの収録の準備について解説していきます。これからオンライン講座を収録するうえで、気を付けていくべきことを説明していきたいと思います。まず、収録環境のセットアップです。環境を整えるという面で、収録の場所の背景に気を付けることが重要です。さっそく一緒にやってみましょう!
この記事では最初に収録の準備をするコツについてお話しします。3つのポイントがあります。
- オンライン講座収録の準備
- 適切な照明とサウンドの設備の選定
- スクリプトとプロンプターの使用方法
適切な照明とサウンド設備の選定は受講する方がしっかり学びやすい画像、映像にするために必要になります。そして、収録する際のスクリプトや台本も必要です。プロンプターを活用できると便利ですので、それぞれ詳しく解説していきます。
今回お届けするノウハウはこちら
オンライン講座を作成するときの収録の準備について徹底解説!
オンライン講座収録環境のセットアップ
背景は?シンプルで白い背景がおすすめ
まず最初に収録環境を整えましょう。あなたの収録しようとしている場所は、今どのような環境になっているでしょうか。私はマイクを設置していますが、後ろに壁紙はありません。リアルなものにはなりますが、これは壁紙ではありません。実は、この背景は作り込んであります。
例えば、子供の描いた画像やライブ配信の場合は、少し光を入れたりしています。ちなみに上の画像左上に表示されている写真は、私が1番最初に収録をした時の画像です。 スクリーンショットを撮ってきました。私は子育てママだったため、実は自宅のタンスの前で収録していました。
自分自身のブランディングも含め、馴染みやすい場所を選んだのと、まだ現在のように収録環境が整っていなかったという理由があります。後ろはごちゃごちゃしたものがなるべくないようにしていました。例えば、タンスの上にいつもは色々置いていましたが、 収録の時は物をなくしたりする配慮はしておりました。
受講する方は講師の顔だけでなく、その後ろも実はすごくよく見ています。書類が山積みになっていたり、色々乱雑に置かれていたりすると、だらしないイメージが伝わってしまいます。 だからこそ、背景にはかなり気を付けていただければと思います。
ですが背景に気をつけるがあまり収録ができないというのは本末転倒なので、今あるできる限りのことをやっていただければと思います。例えば、家の中で白い背景がある場所を探して収録していただくか、なるべく綺麗な場所で収録していただくなど、収録場所に気を遣うことがおすすめです。
服装でブランディングしよう
次に、服装です。服装に関しても、清潔感があるというのはもちろんですが、もしお医者様でしたらあえて白衣を着てみるとか、 専門性のある方でしたらそういう風に見える服装を着るというのも非常に大切です。
あえてスウェットなどを着ることでブランディングする方は良いかもしれませんが、あまりにも普段着で私服すぎると、専門性や先生という立場が伝わらない可能性もあります。すごくこだわる必要はないですが、ある程度服装は綺麗めにするなど、少し意識をしていただくのが良いかなと思います。実はこの服装は意外に軽く考えてしまいがちな点なので、少しでも意識していただくことがおすすめです。
全体の構図
そして、全体の構図です。画面に対して、あまりに顔が近すぎると少し圧迫感が出てしまいます。そのため、この構図の場合は画面の中のどこに自分が配置されるのか、程よい距離感を保っていただくことによって見やすい動画になっていきますので、こういったところを収録環境として気を付けていただければと思います。
適切な照明とサウンドの設備の選定
次に適切な照明とサウンドの設備の選定です。まずは明るさについてです。今のカメラは比較的性能が良くて照明を当てなくても、ある程度は綺麗めに見えます。ですが、画面が少し暗めいと感じたり、顔の色が暗いななど、全体的に暗いなと思う方は、照明をしっかりと前から当ててください。より綺麗に映ると思いますので、照明は大切です。
そして雑音に気をつけましょう。雑音は非常に思った以上に受講者の方が気になるポイントです。少しの雑音でも入ってしまうと、気になって集中できなくなってしまう方もいらっしゃるので、雑音は気を付けていただければと思います。
私も収録時に車が通ったりしますが、そのようなときは一旦止めて、 車が通りすぎたらもう1回収録します。車が通った部分はカットして、雑音が入らないようにしています。普段から収録しようとする環境が少しざわざわする方は、特に気を付けていただければと思います。
音声については、良いマイクを選んで使うことが大切です。また、聞きやすい音声で収録をするということが1番の近道になります。以上のように、照明、雑音、音声についても気を付けていただければと思います。
スクリプトとプロンプターの使用方法
次に、スクリプトとプロンプターの使用方法について解説します。スクリプトは収録をするときに、自分が伝える内容を台本として用意するものです。 そして台本を用意すると、それを今度読み上げないといけません。
中には完全に台本を見て、カメラを無視して全部読み上げるという方もいらっしゃいます。それも間違いではありませんが、私としてはカメラをなるべく見ていただいた方が、受講生の方が直接受講している感覚になるためプロンプターを使ってカメラ目線にすることをおすすめします。
そして本日は、台本を用意した場合のプロンプターの一例をお見せしたいと思います。こちらはプロンプターが使えるBIGVU(ビッグビュー)というツールになります。
会員登録していただくと、まずは無料で使えますので、使いたい方は会員登録をしてください。どのような感じで使うことができるのか、少しやってみましょう。下の画像の白いエリアに、スクリプトを入力します。入力が完了しましたら、左上のピンク色、カメラのマークを押します。
押していただきますと、自分の顔が出てきました。そして、上に読み上げるためのスクリプトが出てきました。
右下の時計マークのアイコンをクリックし、速度を調整します。
どのくらいの速さでやるのか試験的にやってみます。白と赤のこの録画ボタンを押すとカウントダウンが始まります。
文字が一気に出てきてしまい、かなり速く読み上げないと追いつかない状態になってしましました。これでは受講者も聞き取りづらいので、改行を入れて余白をとりながらやってみたいと思います。
セリフとセリフの間に余白ができたので、ゆっくり聞き取りやすく話すことができるようになりました。今回はOKです!
こちらはダウンロードも可能です。無料だと画面右下にロゴが入ってしまってますが、このようなスクリプトのソフトもありますのでご活用ください。以上、ご覧いただいた通りプロンプターというものを使うことも1つのテクニックかなと思います。
もしプロンプターを使わない方は、パソコンに画面メモなどを表示して、お伝えすることをまとめておくことも良いかなと思います。私はこの収録にプロンプターも台本も使っておりませんが、スライドの3つの箇条書きを見ながら、自由に喋るというスタイルを取っています。あなたのやりやすい方法を探してみてください。
まとめ
今回はオンライン講座収録の下準備として、環境を整えることをお伝えいたしました。これからオンライン講座を収録するうえで重要ですので、ぜひ今からやってみてください。環境を整えるという面で、収録の場所の背景に気を付けてスマートな講座を目指しましょう。適切な照明とサウンド設備の選定も重要です。ここにこだわることで、受講する方がしっかり学びやすい画像、映像を作ることができます。収録する際はスクリプトや台本を準備するか、プロンプターを使用するのかも色々試してやりやすい方法を見つけてください。