1-8.YouTube動画の長さと構成で視聴維持率を高めるシナリオの作り方

執筆者 | DavinchResolveでYoutube動画制作

今回はYouTubeの動画の長さと構成で視聴維持率を高めるシナリオの作り方についてお話しします。YouTubeに動画をアップしているけれども、最後まで見てもらえないといった悩みはありませんか?

視聴維持率を高めるためには、動画の長さと構成が重要なポイントを握っています。YouTubeではユーザーの滞在時間を重視する傾向が見られます。広告収益を主要な収入源としているYouTubeでは、ユーザーが長く滞在してくれれば、より多くの広告を表示できるからです。

また構成を意識して動画制作すれば、視聴者にとってわかりやすくなります。内容を理解できれば、途中で脱落することなく最後まで見てもらえる可能性も高まるからです。

ではYouTubeの視聴維持率を高めるために、動画の長さや構成で何を重視すべきか、以下で詳しく見ていきます。

YouTube動画の長さと構成で視聴維持率を高めるための3つのポイント

YouTube動画の長さと公正で視聴維持率を高めるためには、以下の3つのポイントが重要です。

  • 目的に応じた長さ
  • 10分の教育動画のシナリオの構成実例
  • 視聴維持率を高めるテクニック

具体的にどのような部分を意識して、YouTubeで動画制作すれば良いのか、項目別に分けて解説していきます。

目的に応じた長さ

まずは目的に応じた長さです。YouTubeにアップする動画を作ろうと思ったときに、どの程度の長さにしようか考えるでしょう。結論から言えば作成する動画のジャンルによって、適正な長さは違ってきます。

上のスクショのように、どのような系統の動画制作するかで適切な時間は変わってきます。今一度まとめると、以下の通りです。

  • 教育系やチュートリアル動画:10~20分
  • 短い情報提供動画やショート動画:1~5分
  • 広告やプロモーション動画:30秒~2分

私はビジネス系や教育系、チュートリアル動画を主に発信しています。このような動画を制作するのなら、10分から20分程度でまとめるのがちょうど良いかなと思っています。

最近は短い情報提供もののYouTube動画が流行っていますね。ショート動画とよく言われていますが、この場合1分から5分程度のボリュームがちょうど良いと言われています。

広告やプロモーション動画は30秒から長くても2分程度がおすすめです。このジャンルのYouTube動画は、短い時間でいかに多くの人に見てもらうかが重要視されるからです。

ただしこの長さはあくまでも目安であって、必ずこの時間でまとめないといけないというわけではありません。おすすめなのは、自分が作りたいと思っているジャンルの動画をYouTubeで検索してみることです。そしてどの程度の長さの動画が人気なのかリサーチしてみましょう。

理想のYouTube動画の長さはケースバイケースです。情報量やその内容によっては、1時間程度の動画になる場合もあります。

その動画に関するかなりコアなファン向けのものなら、1時間のものでもじっくり時間をかけて見てくれるでしょう。ただ長丁場の動画を見たことのない人は、途中で脱落する可能性が高いです。よほど興味のある動画でなければ、最後までは見ないでしょう。

そこで今回は私の得意な10~20分の教育系や情報提供系の動画を作る方法について、実例も交えて紹介します。

10分の教育動画のシナリオの構成実例

以下のスクショをご覧ください。実際に私が使っているノウハウを提供する教育系動画のシナリオの構成です。

こちらを見ると、6つの要素によって動画の成り立っていることがおわかりでしょう。6つの要素に今一度確認すると、以下の通りです。

  • 挨拶
  • 導入
  • 本編
  • プラスアルファ
  • まとめ
  • CTA

最初は挨拶です。自己紹介など、自分を知ってもらうために挨拶しておきましょう。

次が導入です。導入はこの動画は何について紹介しているのか、簡潔に伝える部分と考えてください。

導入が終わったら本編です。本編はじっくり時間をかけて、情報や価値提供をしておきましょう。

プラスアルファは必ずしも入れる必要はありません。しかし「こういったためになる情報も盛り込まれていますよ」と導入部分で伝えておくと、YouTubeの視聴者も「だったら最後まで見てみようか」と思うかもしれません。

最後がまとめです。最後の部分にまとめを入れることで、全体的に締まった動画になるでしょう。

まとめの後にCTAという項目がありました。CTAとは「コール・トゥ・アクション」の略称です。視聴者にやってほしい行動を促す意味です。たとえば「チャンネル登録してください」とか「高評価お願いします」などです。

もしお得な情報を載せたり、キャンペーンのお知らせをしたりするなら概要欄に表示しておきましょう。そのうえで動画のラストに「概要欄も見てください」のように動画の最後でCTAを促す方法もあります。すると視聴者が動画を見終わった後でそのように行動してくれるかもしれません。このような呼びかけを動画の最後に盛り込むのはおすすめです。

以下のGoogleドキュメントをご覧ください。実際に私が作成したYouTube動画のシナリオです。

冒頭にタイトルを載せています。「たった30分で思い通りのYouTubeショート動画を30日分一括作成する方法」です。YouTubeショート動画を手軽に作成する方法について解説した動画です。

冒頭には挨拶を持ってきました。「今回はたった30分で思い通りのショート動画を作成する方法を解説します」といった感じで、最初にこの動画のタイトルを読むようにしました。

次に自己紹介です。自己紹介は簡潔にまとめましょう。ここで長々と紹介していると、視聴者がこの部分を飛ばそうとするかもしれないからです。

今回は「私はビジネス自動化に活用できるITツールを動画で解説しています」というセリフで、「自分はこういう人物です」と紹介してみました。この内容だけでも、動画の作成者はビジネス自動化に使えるITツールが得意分野なのだなと視聴者にもわかってもらえるでしょう。

自己紹介の部分は、動画によって変えてみてもいいと思います。自己紹介の部分で「自分の得意分野はこれです」と伝える必要があるからです。ここまでが冒頭の挨拶の部分になります。

続いて導入部分です。導入部分のシナリオをどうしたのか、以下のスクショを見てください。

導入ではこの動画を見ると何について知れるのか、メリットについて伝えています。最初に「なぜこの動画を見るとためになるのか?」について言及しています。今回の動画の場合ビジネスに関する動画なので、「ビジネスの大前提で必要なのは集客なのですが、集客の前に必要なのはビジネスを認知してもらうこと」という必要性を伝えました。

このようにビジネスの集客における必要性を伝えることで、視聴者に「確かにそうだな」と思わせます。すると「この動画は見る必要があるな」と思わせられ、動画を引き続き見ようと考えるわけです。

上のシナリオで「現在注目されているのがショート動画。1分ぐらいの短いものを活用しているパターンが多いです」といったセリフが盛り込まれているでしょう。

これはYouTube動画に関する現状を示しています。導入の部分でショート動画を作成する必要性とそのエビデンスについて伝えましょう。

その次に「ショート動画を作りたくても作れない」という悩みについて、言及しました。「実際にショート動画を作ってみようと思ってもショート動画の内容や動画編集が難しくて断念してしまう人も多いんですよね」の部分です。

ここで「ショート動画に関してこういった悩みはありませんか?」と視聴者に問いかけています。あてはまる人は「確かに作ろうと思ってもあきらめていたな、じゃあこの動画を見よう」と思ってくれるわけです。

上の画像の下部をご覧ください。「そこで今回は自分のビジネスにぴったりの動画のネタをチャットGPTで作成して、さらになんと30日分のショート動画をたった30分で作成する方法を解説します」というセリフにつなげています。

ここで「この動画を見ればこういったメリットがあります」と伝えましょう。視聴者も「これは知っておくべき情報だな」と思って、最後まで見ようかとなります。このメリットの部分は簡潔に伝えるように気を付けてください。

今回の導入部分は、上のスクショのようにつながっていきます。「やり方は本当に簡単」の項目で、30日分のショート動画を一気に作る手順について、簡単にまとめています。

  • ChatGPTで動画のネタを聞き出す
  • 表形式にまとめる
  • Canvaで一括生成する

と3ステップで簡単に説明しました。このように簡潔に紹介すると、「これなら簡単そうだから私でもできるかも?」と視聴者も思ってくれるかもしれません。

ここまでが導入部分です。導入部分は今回の動画を知る必要性や最後まで視聴するメリットについて、伝えるように心掛けると良いでしょう。

続いて本編です。本編に関しては、自分が伝えたい内容について自由に解説すれば良いと思います。下のスクショをご覧ください。

導入の時のように、具体的なシナリオは一切書いていません。今回はショート動画の作り方について、自由に説明すれば良いでしょう。

特に情報提供系のYouTube動画を作成しようと思っているのであれば、IPREP法に基づいて解説していくのがわかりやすくておすすめです。上のスクショでも紹介していますが、IPREPとはそれぞれ以下のような意味合いがあります。

  • I:興味付け(Interest)
  • P:要点・結論(Point)
  • R:理由(Reason)
  • E:具体例(Example)
  • P:結論(Point)

Iは興味付けです。「こういったことはありませんか?」や「こういったことについてお話しします」と視聴者の興味を引くようなことを伝えましょう。

そして最初のPとはポイントを指します。IPREP法では、最初にポイントとなる結論部分を持ってくるのが重要です。結論を先に伝えたほうが、視聴者もその動画の全体像を把握できるからです。

Rは理由です。最初の結論に関する理由を説明する部分です。ポイントの中身を解説しても良いでしょう。

Eは具体例のことです。結論を補強するような具体例をここで説明します。

具体例を入れることで、最後にPの結論を伝える際にまとまった内容になります。情報提供系の動画を作成する際には、IPREP法を意識してみると良いでしょう。

今回紹介しているシナリオでは、IPREPに関する内容の後で上のスクショのように「プラスアルファ」部分を設けています。今回のシナリオには具体的な記述はありませんが、さらにためになる情報をここに盛り込むと良いでしょう。

たとえば「これに関してのリードマグネット、つまりプレゼントがあります」のような情報です。プラスアルファの情報をここに入れることで、「ここまで見て良かったな」と視聴者も思うでしょう。

プラスアルファの情報を入れることで、あなたの作成した動画全体に対して「最後まで見れば得になる」と視聴者は思うようになります。YouTube動画の中には、なるべくプラスアルファの情報を盛り込むのがおすすめです。

次に上のスクショのように、結論とまとめを入れていきましょう。「これを見ることによって、今回はCanvaとChatGPTを組み合わせることによって、ぴったりのショート動画を簡単に作ることができます」といった旨を伝えました。

このように最後にこの動画に関するまとめを入れることで、視聴者の中には「もう一回見直してより深く学んでみよう」と思う人もいるかもしれません。最後にまとめを入れるのはおすすめです。

最後の最後にはCTAを入れましょう。ここで自分のアピールしたいことについて、ここで伝えてください。今回「また現在私が提供しております、ファネルデザインとは、お客様の流れを見える化し、それによって業務の効率化を図ることができるビジネスオーナーのためのアプローチを提供しています」というセリフを盛り込みました。

ある意味自己紹介にあたる内容です。自己紹介は本来冒頭に持ってきます。しかしあまりに長々と自己紹介をすると、逆効果になりかねません。

一方最後の部分で自己紹介のセリフを再度入れれば、視聴者があなたへさらに興味を持ってくれるかもしれません。十分な情報提供や価値提供ができているからです。

あなたに対して興味を持ったところで、「こんなこともできますよ」という内容を入れれば関心を持ってくれるかもしれません。そうなれば申し込みなどのアクションにつなげられるかもしれません。ここでも長々とアピールするのはおすすめできませんが、端的にアピールすればPR効果が十分期待できます。

CTAとして最後に「私の解説をもっと聞いてもいいという方は、画面右上のチャンネル登録をぜひしてみてください」という文言を加えました。

このように「この動画が役に立ったという方はぜひいいねと高評価をいただけると励みになります」などと伝えましょう。このセリフを入れることで、いいねや高評価をいただける場合も珍しくありません。

逆にこのようなセリフを入れないと、いいねや高評価をなかなかしてくれません。「いいねと高評価してください」とか「チャンネル登録してください」とこちらから呼びかけましょう。

呼びかけることによって、視聴者は初めて行動してくれます。このような内容は、動画ごとに毎回入れるのがおすすめです。

視聴維持率を高めるテクニック

最後に視聴維持率を高めるテクニックについて、お話しします。視聴維持率を高めるテクニックとして、以下の3つのポイントを頭に入れておきましょう。

  • 冒頭でメリットを簡潔に伝える
  • 最後にプレゼントを用意する
  • 時間を奪わない動画にする

まずは冒頭でメリットを簡潔に伝えることです。自分が動画視聴したときのことを思い起こしてください。メリットの感じられないものには時間を使いたくないでしょう。

そこで先んじて、「この動画を見るとどのようなメリットがあるのか」を伝えてあげましょう。そうすれば視聴者によっては「じゃあ自分に必要な情報があるな」と思ってもらえます。結果、最後まで動画を視聴してもらえる確率も高まります。

2つ目は最後にプレゼントを用意することです。「最後にプレゼントがあります」と伝えることで「それなら最後まで見てみようか」という気持ちになるでしょう。

最後のポイントが最も重要なことです。時間を奪わない動画にすることで、視聴者の信頼につながっていきます。YouTube動画は1本ごとではなく、何回も繰り返しアップロードすることで初めて視聴者の信頼が高まると思ってください。

あなたの動画を初めて見た視聴者が「この動画にはためになる情報が載っている」と思ったとしましょう。すると次にあなたがYouTubeに動画をアップすれば、「面白そうだし見てみようか」という気持ちになるでしょう。

逆に動画を見て「時間の無駄だった…」と思ったとします。そうなるといくらあなたが次から次へと動画をアップしても、「また時間の無駄になる」と思われてしまって、視聴する気にはなりません。視聴者の時間を奪わない動画づくりを心掛け、視聴者に信頼してもらえるように意識してみてください。

まとめ

いかがでしたか?今回はYouTubeの動画の長さと構成で視聴維持率を高めるシナリオの作り方についてお話ししました。

YouTube動画の長さは、ジャンルによって理想的な長さは変わってきます。自分が制作しようと思う動画のジャンルの理想的な長さを目安にして作成してみましょう。自分と同じジャンルの動画をいくつか見て、人気の動画がどの程度の長さで作られているかチェックするのもおすすめです。

私のような教育系の動画を制作するのであれば、挨拶・導入・本編・プラスアルファ・まとめ・CTAの6つの要素を入れるのがおすすめです。冒頭でこの動画を見るメリットについて伝え、最後にプレゼントを用意することも最後まで動画を見てもらうためのテクニックです。

そしてYouTube動画を見てもらうために、視聴者に「無駄だった」と思わせないことも重要なポイントです。視聴者の関心を最後までそがないためには、どのような内容を盛り込むべきか慎重に検討してください。

最後までお読みいただきありがとうございました。