1-7オンラインサロンの会費設定のコツ!有料?無料?相場や目安のポイントとメリット・デメリット解説

執筆者 | オンラインサロン

オンラインサロンは、近年多くの人が開設しています。収益化できる新たなビジネスとしても注目されるオンラインサロンですが、自分も始めてみたいなと思ったり、既に始める準備を進めている方もいらっしゃるかと思います。どんなオンラインサロンになったとしても、そこにお客様がついてきてくれるかが肝心になってきて、そこには会費の価格設定も関係してきます。ところがいろいろなサロンを見てみると、月額会費がバラバラでどう設定してるのかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか。そこで今回はオンラインサロンの適正な価格設定についてご紹介したいと思います。

 

→動画で学ぶ[Udemy]ゼロからはじめる!好きなことをお金に変えるオンラインサロンの作り方

この記事ではオンラインサロンの価格設定についてお話をしていきます。前回の記事で会費をしっかり提示することがオンラインサロンを成功させるために大切ですというお話ししましたが、改めて価格設定についてどのように決めたらいいのか、どんな種類があるのかご紹介したいと思います。価格設定を間違えてしますとお客様が集まってきてくれなくなってしますため、ぜひ覚えておいてほしいことになります。ぜひ最後までご覧ください

オンラインサロンの会費設定はどうする?有料?無料メリット・デメリット解説

オンラインサロンの価格設定,オンラインサロンの価格帯,事例,経験談

オンラインサロンをこれからやっていきたい人が考えるのは、オンラインサロンの会費をいくらにしたらいいかという問題です。実際にオンラインサロンの価格設定は、オンラインサロンの主催者が独自で決める事ができるのでバラバラです。ここでは実際にオンラインサロンを運営している私が考える、各価格設定についてのメリットとデメリットを解説します。

まず、オンラインサロンの価格帯は大きく分けて次の4つのパターンがあります。

  • サブスクリプション(月額)
  • 初回払いきりタイプ
  • 無料

それぞれにメリットとデメリットがあるので詳しく解説していきます。

オンラインサロンの会費をサブスクにした場合のメリット・デメリット

サブスクのメリット

オンラインサロンをサブスクにした場合を説明します。サブスクというのはサブスクリプションの略で、月額課金という意味です。毎月2200円とか1900円とか、そういった会費が発生するのを定期課金として月額のオンラインサロン費として請求していく方法です。これがサブスクリプションで、略してサブスクと呼ばれています。

サブスクは基本的に月額制がほとんどで、週額制というのはあまりありません。サブスクのメリットですが、主催者にとっては毎月の継続収入が見込めるのが一番のメリットですね。あなたは継続してオンラインサロンを運営していかないといけないわけですが、その場合に毎月お金が入ってくるというのは、あなたにとってのモチベーションにもなるわけですメンバーさんもしっかり会費を払ってくれるから、自分もちゃんとした価値を提供していこうという、そういったモチベーションにもなります。なので定期収入が安定していたり、メンバーが増えていけばそれに応じて収入も増えていくので、毎月の楽しみも増えます。そういった意味で非常にメリットも大きいかなと思います。

会費を支払ってもらう分、良いサロンにしようっていう風にあなたも思ったりします。そしてメンバーさんも、会費を支払ってるからちゃんと参加しようという意気込みになってきます。サロン参加者が参加しようという意識になるのはとても重要で、万が一無料だと、メンバーさんの中には今月はいいかなというように来なくなったり、あまり集まりを重要視しなくなってしまう方も出てきてしまいます。しかしながら毎月お金をいただくということで、メンバーさんもお金を払ってる分、元を取ろうじゃないですが、しっかり参加して身になる物を得ようっていう前向きな気持ちになりますので、メンバーの参加率とか交流率も高くなります

参加率が上がる点でも、サブスクのメリットは非常に大きいと言えます。

逆にデメリットを説明しておきますと、サブスクを開催しているとサロンを閉鎖しづらくなってしまいます。せっかく払ってるからやってよみたいな感じになってしまったり、また人数が少ないとそれでも支払ってくれてる人がいる場合に、なかなか閉鎖しづらいというところはあります。そして支払っていただいてる分、あなたの情報を出し続けていた方が良いし、新しい情報がないと、会費を払ってるのに価値がないという風に思われてしまう可能性もあります。そういったことを防ぐためにも、やはりサブスクをやるからにはしっかりと価値を提供し続ける、あなたの本当に好きなテーマでやっていけば、コンテンツを出していくとか、情報を出していくのも苦ではないと思いますので、逆にしっかり好きなテーマでやるというのはすごく大事です。

そしてサブスクのデメリットのもう一つに、退会者が出た時の作業が発生するというのがあります。何らかの形でお客様に毎月お金を支払っていただいているので、その支払いを止めるとか、退会した人をメンバーから抜くとか、そういった作業が発生していきます。こちらは退会する人数が多くなればなるほど作業が発生してきてしまいますので、そういったところがデメリットになります。

オンラインサロンの会費は1回払いきりだと参加してもらい易いが収益が安定しづらい

次に1回払いきりのメリットについてお話しします。私も先ほどのオンラインサロンは、実は一回払いきりのタイプを採用しています。実は月額課金も設けてはいますが、それを今ゼロ円にしています。そして最初の一回の入会費さえいただいたらずっといていいよというサロンにしています。これのメリットは、1回払えばずっといられるなら入ろうっていう風に参加しやすいというところです。なのでメンバーさんを集めやすい、集まりやすいし、気軽に参加しやすいというメリットがあります。先ほどのサブスクリプションの方のデメリットでお話しした、登録解除などの手間がないです。なぜなら一回払ったらずっといられるわけなので、そうそうトラブルがなければ、やめたいという人はいないんです。なのでメンバーが増え続けるばかりということになります。

1回だけ先にお金をいただいておくことによって、本当に無料で参加したいとか、変な人を省くという意味でもお金をいただいて、そして辞める人がほぼいなくて人数が増え続けてくるというメリットがあります。そして一回払いきりのデメリットですが、サロンを閉鎖しづらい。これはサブスクリプションと同じくあります。一回支払うことでずっといられるオンラインサロンなので、閉鎖するとなると「え…」という風にクレームが来てしまう場合があります。そして収入が安定しないというところがあります。一回払いきりで払ったら終わりなので、今の既存のメンバーさんからは収益をいただくことはなかなか難しいです。

勿論その中でイベントを開催したりして別の収益を得ることは可能で、それもやっていけばオンラインサロンの収益がもっとできますが、なかなか会費だけでまかなうということは一回きりだと難しくなってきます。そして最後に勝手に盛り上がる仕組みが必要というところになります。先程のサブスクリプションだと、メンバーさんも会費を支払っているので一生懸命参加しようという風になりますが、一回払いきりというのは無料の方と少し似ているんですが、メンバーさんが今月はいいやとか、入らなくてもいいやとか、だんだん熱が冷めていってしまうんです。なので新しい情報が入ってくるとか、ここにいたらなんかメリットがあるという仕組みを自分で作っていくっていうことが必要になってきます。

無料だと参加者は増えるが参加率が低いユーザーも出てきてしまう

最後に無料のメリットをお話しします。無料のメリットは、参加者が気軽に増えるというところが大きなメリットです。実は私も先ほどの有料のオンラインサロンの他に、小さなコミュニティですが、無料のものを持ってたりします。そちらは200人ぐらい集まったりもしたんですが、やはり無料だととりあえず参加してみようかなという方も集まってきます。なので気軽にメンバーが増えるというところがメリットになります。そして提供コンテンツに縛られない。これは事前にその無料のオンラインサロンについての説明にもよりますが、無料で参加しているので、メンバーさんもそんなに情報がなかったとしてもそんなにクレームにはならないです。

なのであなた自身も負担なく気軽にサロンを開けるというメリットがあります。またお試しでテストができます。これも大きなメリットかと思います。あなた自身もこのテーマが人気か分からないとか、うまくいくかわからない場合はいきなりお金をもらうのは難しいって思ってしまうかもしれません。そういった場合は、テストとしてお試しで3ヶ月無料のオンラインサロンやりますとか、そういった打ち出し方もいいと思います。そうしてテストをして、人気が出たりすごく盛り上がったりした場合は、そのあとに有料にするという手もありますので、まずは無料で始めてみるというのも非常にありかなと思います。また無料だとユーザーの不満が出づらいです。無料で参加しているので、それについてのクレームとかはなかなか出てこなくなります。こういったメリットが無料にはあります。

続いて無料のデメリットです。デメリットは先ほどもお伝えしましたが、ユーザーの参加率が非常に下がってしまいます。実は無料だと人は参加してこないんです。やはり痛みを伴う、支払いを伴うことがあるともっと参加して何かを得ようとしてくれますが、無料だとまあいいやとか、他に忙しいことがあるとか、優先することがあるとか、優先順位が下がってしまいます。そうすると盛り上がらないオンラインサロンになってしまうということもあり得ますのでそこがデメリットです。そしてあなたが最初にその無料のオンラインサロンで何をするのかを提示する内容によってですが、無料の参加者に対しての労力がかかってしまう。これは大きなデメリットです。

実際にあなたは運営していくわけなので、何らかのことをやっていったりします。それに対して無料の人が期待を持って待っている。そこから労力をかけているのにお金にはならない。そういったところで、無駄に労力だけがかかってしまうという可能性もあります。そして無料で参加した人というのは無料で参加したいだけの人というのも多く混じっています。なのでそこから有料化した時に、前は無料でやってくれたんじゃないっていう風になってしまって、無料から有料にしたときに継続して来てくれない方も一定数いらっしゃると思われます。なので無料の場合はあくまでテストとか、本当に簡単なものでやってみるのがおすすめです。

オンラインサロンを継続していく為にも意識したい価格設定まとめ

今回はオンラインサロンの価格設定についてサブスク、1回払いきり、無料の3つパターンのメリットデメリットをお話しさせていただきました。まとめると次の通りです。

  • サブスクは自分のモチベーションに繋がるがユーザーの期待も高まる
  • 1回払いきりだと参加してもらい易いが収益が安定しづらい
  • 無料だと参加者は増えるが参加率が低いユーザーも出てきてしまう

この状況を踏まえてあなたのオンラインサロンをどれでやって見るのかを一番最初に設計する必要があります。ご自身のオンラインサロンに自信がある場合などは最初から有料でも問題ないと思いますが、初めてでどれくらいユーザーが集まってくれるか心配というような方は、まずは無料でテストとして始めてみるのが良いのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。最後までご覧いただきありがとうございました。

動画で学ぶ→【Udemy】ゼロからはじめる!好きなことをお金に変えるオンラインサロンの作り方