今回は参加者と目線を合わせて安心感を与えることの大切さについてお話しします。相手と目を合わせるというアイコンタクトは、Zoomといったオンラインコミュニケーションでは特に重要です。この記事を読むと、参加者と目線を合わせることの重要性とその効果が理解できます。
この記事では、非言語的コミュニケーションの1つである目線を合わせるということを学んでいきます。Zoom内で様々な場面設・状況で起こりうる具体的な問題や解決策を3つのポイントで説明していきます。
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参加者と目線を合わせて安心感を与える3つのポイント
基本的に人とコミュニケーションを取るときは、目を合わせることで安心感を与えて円滑に交流できるようにしていくもの。
しかしZoomというオンラインコミュニケーションでは、リアルの場とは少し異なります。
参加者と目線を合わせて安心感を与えることの3つのポイントをそれぞれ解説していきます。
- 目線を合わせないことの孤独感
- オフラインで当たり前にできていたこと
- 目は思った以上に情報を伝える
ポイント1:目線を合わせないことの孤独感を知る
参加者と目線を合わせて安心感を与えることのポイント1つ目は「目線を合わせないことの孤独感を知る」です。
人というのは、コミュニケーションを取る時に目や顔といった表情や雰囲気を見ています。
あなたがZoom内でよそ見していて相手と目線を合わせないと、参加者はどう思うのでしょうか?
孤独を感じた参加者が取る行動
目線を合わせてもらえない参加者は、孤独を感じてしまいます。
万が一、参加者が目線を合わせてもらえなくて孤独を感じてしまうとどういった行動をするのか?
- 「この講座つまらないな」
- 「あんまり参加したくないな」
- 「帰りたいな」
- 「画面オフにしちゃダメかな」
上記のような行動から、最終的には参加者の離脱につながっていきます。
しかし、あなたがコミュニケーションを取って有意義で楽しい時間にすることができれば、参加者もより関わりたいと思ってもらえます。
その第一歩として、参加者と目線を合わせるということを実践してみてください。
安心感こそあなたへの信頼につながる
参加者と目線を合わせることによって顔の表情や雰囲気が伝わってきます。
相手もまた、こちらの表情や雰囲気を感じることによって結果として安心感をもってもらえます。
実際、Zoomで始まりから終わりまで一度も目線を合わせてもらえなかったらどう思いますか?
孤独感とともに、「参加を止めちゃおうかな」といった参加者の離脱につながりかねません。
Zoomの場合だと、具体的に言えばカメラに目線を合わせることで参加者と目線を合わせることが可能です。
Zoomにおいて、カメラは相手の目です。
参加者に「安心感を持ってもらう」意味でもしっかり相手の目を見てコミュニケーションを取ることを忘れないでください。
人は見てもらいたい
小さな子供は、親に対して「これ見て!」「私かわいいでしょ?」といったように欲望のままに”見て見てアピール”をしてくるもの。
これは何も子どもに限ったことではなく、大人でも本当は見てほしいものなのです。
しかし、大人になるとそういったアピールができないことが多いです。
- 「こっちも見てほしいって言えないな…」
- 「なんか他の人ばかり見てるな。でもそんなもんか…」
人はあなたが思っている以上に「見てもらいたい」「かまってもらいたい」欲求があります。
そのため、あなたはZoom中はしっかりカメラという名の『参加者の目』を常に見てコミュニケーションを取ることができれば、相手に特別感を与えて有意義な時間を過ごしてもらうことができます。
そういった、参加者にとっての価値を生み出すのが「参加者と目線を合わせて安心感を与える」ことの重要性になります。
ポイント2:オフラインで当たり前にできていたことを怠らない
参加者と目線を合わせて安心感を与えることの2つ目のポイントは「オフラインで当たり前にできていたことを怠らない」です。
リアルの場であるオフラインで私たちが当たり前にやってきていたことが、Zoomになるとできていないことがあります。
思いやりを持つ
私の例を挙げると、以前おこなっていたオフラインでの講義では以下のことをそれほど意識なく自然におこなっていました。
- 講義中の参加者の表情や雰囲気から話し方を変える
- 参加者1人ひとりに目を合わせて「こうですよね」といった声掛け
- 参加者からの質疑応答によるやりとり
しかしZoomの場合、画面越しになることで参加者の様子がわかりづらかったり雰囲気や空気感がなかなか伝わってこないため、こちらも思いやりを持ったコミュニケーションを怠りがちになってしまいます。
オンラインだからこそ相手に思いやりを持って、意識的にそして積極的にコミュニケーションを取ることを忘れないようにしましょう。
目線を合わせてもらえないと人はどうなるのか
一度考えてみてもらいたいのですが、目の前の人が話しかけては来るけど目を合わせてくれなかったらあなたはどう思いますか?
口には出さずとも「何か嫌われることしたかな?」といった負の感情が芽生えることでしょう。
こういった『相手への気配りがZoomのようなオンラインでは欠けやすい』ということを理解して意識的に対応すると、あなたにとっても参加者にとっても意味のある時間・空間になるので、心にとどめながら実践していきましょう。
ポイント3:目は思った以上に情報を伝える
参加者と目線を合わせて安心感を与えること、最後のポイントは「目は思った以上に情報を伝える」です。
『目は口程に物を言う』と言いますが、本人が意識することなく目に感情が映りこんでこちらに訴えかけてくるものです。
相手は常にあなたを見ている
あなたがZoomのゲストだったら実感できることだと思うのですが、参加者はいざZoomに参加し始めると画面に映る主催者を見続ける傾向があります。
そんな中で、主催者であるあなたが手元の資料を見てブツブツ独り言のように呟くように話していたら、あなたにその気がなくても参加者は「伝える気があるのかな」と思ってしまうものです。
「相手は常にあなたのことを見ている」
このことを忘れず、しっかり相手の目を見て(カメラを見て)コミュニケーションを取ると参加者もあなたの想いを受け取ってくれるでしょう。
あなたの向こうにはパソコンではなく人がいる
あなたの目の前に実際にあるのはパソコンです。
しかしあなたが見るべきなのはパソコンの画面ではなく、その向こうにいる参加者です。
- しっかりカメラを見て話そう
- 相手に伝えよう、という意識を持って話そう
- どういう風にしたら伝わるかな…工夫してみよう
私がZoomに臨むときは、上記のことを念頭に置いてやっています。
とはいえ、パソコンの前で1人で話すって意外と難しいもの。
コロナ過でリモートワークが広まったとは言え、今までそんな機会ってなかなかなかったと思います。
パソコンの前で話すことはZoomで主催者を務めていくうちに、少しずつ慣れていくものです。
繰り返していくうちに、話を聞いてくれる相手のことをイメージしてコミュニケーションできるようになります。
Zoomでは画面の向こうにいる参加者をイメージして、カメラをしっかり見て伝える気持ちを強く持って話をすると相手に安心感をもってもらえるのです。
まとめ
今回は「参加者と目線を合わせて安心感を与えることの大切さ」というテーマで、具体的な3つのポイントをお話させていただきました。相手の目を見て話をするのは、コミュニケーションにおいて基本中の基本です。カメラを見るなどの工夫と、参加者に配慮した対応をすることで安心感を与えて、有意義な時間にしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。