1回で信頼を勝ち取る!Zoomで使えるオンラインコミュニケーション術

執筆者 | Zoomでオンラインコミュニケーション

コロナ禍を経て、遠隔でコミュニケーションを取ることができるZoomは私たちにとって欠かせないツールのひとつとなりました。今回は「なぜ1回のZoomで信頼を勝ち取るのが必要なのか」についてお話しいたします。限られたZoom時間内に、相手にメリットを感じてもらえるにはどうしたらいいか、コミュニケーションをとるうえで、今までの対面形式と比べてどのような点に気を付けたらいいかなど解説していきたいと思います。

この記事では、「なぜ1回のZoomで信頼を勝ち取るのが必要なのか」を理解して、Zoom時間を有意義に過ごしていただけるよう学びます。今までは初対面の人に対して時間をかけてアプローチをかけることもできましたが、はたしてZoomでも同じやり方でアプローチできるのか、違いについてもお伝えしていきます。

なぜ、1回のZoomで信頼を勝ち取るのが必要なのか

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今回は、「なぜ1回のZoomで信頼を勝ち取るのが必要なのか」について詳しく解説していきます。

1回のZoomで信頼を得る必要性について解説するには、3つのポイントがあります。

  • ポイント#1.人間関係を良好にするために必要な好感度は10秒以内に決まっている
  • ポイント#2.限られたZoomの時間の中でどれだけ好感度を上げられるのかが今後のカギ
  • ポイント#3.同じ時間を共有する相手に価値を届けよう

ポイント#1.人間関係を良好にするために必要な好感度は10秒以内に決まっている

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人間関係を良好にするために必要な好感度は10秒って知っていましたか?

  • 好感度を測る時間はたった2秒
  • 印象をよくする事でその後の話の理解度が変わる?!
  • どうせなら好意をもってもらわないともったいない

例えば、あなたは初対面の人に対して、「あ、この人好きだな、嫌いだな」という判断をくだすのに、しっかりと話を聞いた上で決めていると思っていることでしょう。しかし、実は人間というのは、即時に判断するという性質があるのです。なんと、相手をパッと見て「好感度を測る時間はたったの2秒」と言われています。たったの「2秒」です。

Zoomでの初対面となった場合、それは狭まっていきますよね。なぜなら、相手があなたのことを判断する材料がさらに少なくなっているからです。対面の場合は、約束の時間に待ち合わせの場所に入って、相手が来て、そして、相手の雰囲気を見て、相手と挨拶をして、日常会話を混ぜ込むなどをして、多くの材料で判断することができます。

しかしZoomの場合、においや服装など、いままで自然と感じ取っていた雰囲気の情報が得られにくいのです。さらにZoomの場合、限られた時間しか与えられていません。「好感度を測る時間はたった2秒」であることを意識し、どれだけ相手に自分の良い所をアピールできるのか、伝えられるのかが、重要なポイントになります。

そして印象を良くすることで、あなたにとってメリットがあります。最初の「2秒」で好印象を与えることに成功した場合、相手は「あなたの話を聞こう!」という体勢になります。しかし逆に、「この人ちょっとダメだな」って思ってしまうと、Zoomの良い点でもあり悪い点にもなるのですが、画面や音声オフという選択肢も与えてしまいます。

対面の場合は、画面オフも目を閉じていることもできないので、「仕方ないけど、話を聞こうかな」と思ってくれている中で時間をかけて仲良くなる、ということが可能ですが、Zoomの場合は、一度与えてしまった印象を覆す時間がないということを覚えておいてください。

ポイント#2.限られたZoomの時間の中でどれだけ好感度を上げられるのかが今後のカギ

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Zoomをこれから活用するのでしたら、「どうやったら好感度が上げることができるのか」というポイントをしっかり押さえていただければ、好感度が上がるZoom活用ができますので、ぜひそのポイントをしっかりとおさえておきましょう。

  • 退屈な時間は長く感じてしまう
  • 時間を無駄にされるのが一番のデメリット
  • 有意義なZoomの時間にする工夫でその後につなげよう

「限られたZoomの時間の中でどれだけ好感度を上げられるのかが今後のカギ」とお伝えしましたが、Zoomは画面の前にいたとしても、いつでも画面オフにすることが可能です。もし、そのときが「退屈で無駄な時間」と思ってしまった場合、今すぐ逃げ出したいですよね。そして「画面を付けてしまったからいないといけない」という義務感情も加味されて、相手にデメリットな時間を与えてしまったという結果が生まれてしまいます。

無料だからという問題ではなく、人は時間を無駄にされるのが本当に嫌なのです。デメリットを感じるのです。あなたはいかがですか?例えば、無料のテレビやYouTube。つまらなかったら変えますよね。YouTubeも、冒頭だけ見て「あんまりおもしろくないな、合わないな」と思ったら、すぐ次の動画を見たり検索したりしますよね。

それと同じで「Zoomも本当は閉じたい!でもいなければいけない」という義務感情になってしまうと、すごく時間を無駄にしている気分になってしまいます。もちろん口には出しませんが。つまり、あなたが提供するZoom時間をいかに有意義な時間にして、その時間を退屈に感じず「早かったな、楽しかったな」という感情になっていただくことが、すごく大切なポイントなのです。

ポイント#3.同じ時間を共有する相手に価値を届けよう

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Zoomを行う上で意識していただきたいことがあります。「同じ時間を相手としっかり共有している」という点です。あなた自身も画面を通していることで、相手がどのような感情になっているか、ということを見落としてしまうことがZoomではついつい多くなりがちです。

  • 相手が受け取るのは情報だけではない
  • 「有意義な時間だった」と思っていただけるのは価値である

例えば、講義をするとき。手元の資料やスライドを読むことに集中してしまうと、画面の向こう側の受講者がどのような感情で聞いているのか把握できなくなります。受講者は、単純にあなたが話していることを聞きたいのではなく、しっかりと内容を習得できる価値ある時間にしたいと思っているのです。よって、Zoom講義が「有意義な時間だった」という風に思っていただける事が、相手にとっての価値になります。

まとめ

このレッスンでは「なぜ1回のZoomで信頼を勝ち取るのが必要なのか」について解説させていただきました。Zoomという限られた時間のなかで、あなたにとっても画面の向こう側の相手にとっても、有意義なときを過ごしていたければと思います。最後まで見ていただきありがとうございました。