こんにちは、下坂栄里子です。ブックローンチについて質問をいただきました。
質問『Amazonで出版した電子書籍を出版したものと同一の内容の紙の本を自社で印刷して、自社サイトで有料もしくは無料で販売することは可能ですか?』
確かに、AmazonのKindleで発売している本を自社でも活用していけたらいいですよね。この記事では、上記の疑問にお答えしつつ、どのようにブックローンチで出版した書籍を自社のマーケティングに活用できるのかをお伝えします。
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ブックローンチ用書籍を自社で活用する際の注意点
さて、おさらいとしては、ブックローンチでは、AmazonのKindleにて電子書籍を出版するというものです。そして、自社では同じものをお客様に販売する際に、お客様の負担は送料のみ(例えば300円くらい)をいただいて、本の代金を無料でお送りするというのがブックローンチの仕組みでしたよね。
その際、疑問に思うのは、Amazonで電子書籍として販売されているものを勝手に自社で印刷して書籍として印刷しても良いのか、また、それを有料もしくは無料でマーケティングに活用してもいいのかと言うことです。
こちらは、私の見解ではブックローンチで活用できると言う見解でしたが、念の為Amazonに問い合わせをしてみましたので、その問合せ内容と回答をシェアさせていただきます他。
Kindle出版した書籍と同様のものを自社でマーケティング活用できるの?Amazonの回答
Amazonの回答
Amazonで電子書籍を販売する際に、KDPセレクトと言うものがあります。これに登録いただいている場合は、他のサイトでの販売はできません。しかし、KDPセレクトに登録していない場合は、Amazonで出版いただいた電子書籍を、別のサイトで紙の本として販売、また、他のサイトにて価格を変えての電子書籍の販売をいただくことが可能です。
要するにポイントはKDPセレクトに登録しているのか、登録していないのか、ですね。
KDPセレクトとは?
念の為、KDPセレクトの説明をさせていただきます。
KDP セレクトは、Kindle Unlimited(Kindle 本専用の 90 日間の無料プログラム)で、このプログラムに参加するメリットとしては、Amazon および Kindle のキャンペーンによって、より多くの読者を獲得することができます。 居住している国に関係なく、すべての著者の皆様が対象です。各本ごとに参加するかしないかを選択でき、参加すると無料で自分の書籍を読んでくれた読者からも、KDPセレクトからの配分でロイヤリティを受けることができるプログラムです。
要するに、無料の読み放題に参加して、読んでもらうとロイヤリティが入ると言うことです。
KDPセレクトに参加した場合、他のサイトでその書籍は販売不可
と言うわけで、KDPセレクトはメリットもありますが、もし参加した場合、その書籍を自社で販売したり配布したりできないと言うことになります。
逆に、KD`セレクトに参加しない場合でしたら、あなたの本を他の自社のサイトとか他のところで同じ内容のものを、違う値段ででも発売しても良いという回答をいただきました。
なのでKDBセレクトに登録してあるかしていないかというところがポイントになります。KDPセレクトに参加していると、Amazonが独占的権利を有するコンテンツということになってしまうようですね。
結論;電子書籍を自社サイトで販売したいならKDPセレクトには登録しない方がよい
なのでKDBセレクトに参加するメリットとしては利益や読者を得られるとかがありますが、もしあなたの電子書籍をご自身のサイトとかで販売するとか、もちろんブックローンチでお使いになる場合は、KDPセレクトは、登録はせずに、出版しないといけないということになります。
今、お伝えした内容は、私がこれを執筆している時点の情報ですので、詳しくはKDPのサイトに利用規約がありますので、ご自身で使われる際はぜひご自身でもう一度、今一度ご確認をいただきたいと思います。
KDPへのお問合せ方法
このように、外部のサイトを使用した場合、それぞれの規約を守って活用する必要があります。今回のようなケースですとAmazonにしっかり問合せをしてからなら安心ですね。
ここで、私がAmazonに質問した方法を、お伝えさせていただきます。
AmazonのKDPへの質問の方法は、Amazonの電子出版のところへ行きます。そして、KDP問い合わせを検索します。
お問い合わせAmazonKindleダイレクトパブリッシングというふうに出てきますのでこれをクリックします。
そして質問内容がカテゴリー別に出てきますので、今回のケースですと、著作権を押します。そしてガイドラインの方がわからないのでこちらを選びます。
そして、テキストボックスに質問の内容を書きました。
そしてメッセージを送信を送るとメールが返ってくるようになります。質問に対しての回答は、24時間から48時間以内に返答しますと野ことでした。私の場合は、比較的早い段階で回答をいただくことができました。
ブックローンチ用書籍を自社で活用する際の注意点まとめ
ご説明した通り、Amazonで出版した電子書籍をあなたのサイトで販売することは可能です。しかし、KDPセレクトに登録してしまうと規約で販売はできなくなってしまいますので、お気をつけください。
このように外部の便利なツールを使うときには、それらが規約を守って運用できているのかを自分で確認する必要があります。しっかりと確認をして上手に活用をしていきましょう。